初めての寄席
行ってきました、寄席で落語。
東京で暮らしていて行ったことの無い場所って結構まだまだあるもので、昨夜、初めて行ってきた。いや~、2800円でこんなに楽しめるとは思わなかった。ニポンの伝統芸能ってのはナカナカ良いものである。
上野の鈴本演芸場 。仕事帰りに6時半頃に入ったら若手の噺家が演っていた。出演者は毎月上旬、中旬、下旬で替わる。ちなみに新宿の末広亭や浅草演芸場等とは出演者が毎月ほぼ同じみたいで、この3つを順番に回っている様だ。渡されたしおりに出演予定者が書いてあったけど、急きょ差し替え・変更で違う演者が出てきたりした。
場内の自販機でビールを買い、飲みながら楽しむ。ココはお酒OKだけど、ダメという寄席もある様だ。酔っ払って騒がれたらタマラン、ってな事もあるしな。
落語から漫才、講談、奇術、都都逸、等々、盛りだくさんで飽きさせない。トリは芸術祭新人賞を受賞した若手の噺家、隅田川馬石(すみだがわ ばせき) 。
演し物は「笠碁」 。碁好きのライバル同士のほのぼのとした人情噺。
面白いなと思いつつ、途中で眠くなってしまった。碁打ちの話だから碁盤に向き合っている情景が目に浮かぶのだけど、次第にイメージが薄くなってきてしまった。こりゃ聴いている側の問題なのか、噺家の力量なのか?だけど、トリの前の一席演じった、同じく新人賞(こっちは文科省の賞)を取った古今亭菊之丞 の演し物の方がリズムがあって面白かった。
まぁ古典落語はある程度事前にお勉強しておいた方が楽しめるみたいだけど、会社帰りにサクッと笑いたい場合には、小話や定番ネタの方がイイかもだな。TVでしか聴いたことのない「たらちね」 を生で初めて聴いたけど、結構笑えた。
色物がアクセントになってこれまた良い味を出していた。漫才はホームランという超ベテランのコンビだったけど、このベタなギャグがTVの漫才師より枯れた味わいで良い。講談も適当に時事ネタやギャグを織り交ぜて飽きさせない語り。う~む好きだな、この手は。
今度は新宿末広亭にでも行ってみるか。寄席の後で一杯ってのもイイね。
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