ホリエモンvsフジテレビの死闘。やってくれるじゃん、ホリエモン。先週からこの話ついてのblogは賛成反対渦巻いて読みきれない。で、ワシもそれに便乗して一言。
去年の球団買収名乗りの時の様なバッシングやいちゃもんは早晩出てくるだろうなと思っていたら、出るわ出るわ、面白いくらいに出てくる。しまいにゃあ「敵対的TOBは日本には馴染まない」とか、「時間外取引での株取得は如何なものか」と金融庁が規制を検討し始めるとか...etc。
仕舞にゃあ「何でも金で買えると考える・・・これも戦後教育の問題に端を発している」云々と言い出す、森“デブ”元失笑もとい首相。新聞も呆れて囲みのカス記事でしたな。
ホリエモンは『世の中何でも金で買える』と、立ち読みした彼の本の中で言っていた。
世の中、大抵のことは金で片がつく。
これは事実だ。何か露骨でイヤだ、人の気持ちは金では買えない、云々。
「Priceless。お金で買えないものがある。マスターカード」ってか?カードの使い過ぎで自己破産する人間にpricelessかよ。所ジョージ曰く「サマージャンボ宝くじ、当たれば3億円。大抵のことはカタがつく」。これは正に真理だ。
世の中のほとんどのものは金銭的or経済的価値に置き換える事ができると言える。ただコイツを余りあからさまにすると皆しらけるし、情緒的な反発が起こる。しかし金で買った恋でも愛でも家族でも、それでホントに自分のものに出来たのなら(出来るのなら)、それはそれでいいんじゃないの、本人さえ良ければ。
仁義無きシノギを削っているビジネス界で「道徳的にも・・・」なんて話が出てくると笑ってしまう。大体「道徳」的観念が成熟していれば、コクド&西武の件など起こるべくも無かったはず。
彼の行動そのものは資本主義市場経済に則り、法的にも商道徳上でも何ら指弾されるものではない事は自明だろう。日本に馴染むとか馴染まないとかそんなヒマな事を言ってる場合じゃない。株式交換方式による企業買収が外資にも認められる時代だ。「日本じゃ馴染まないから・・・」ってスネてみるのか?「鬼畜米英=外資」にケツの毛までむしられてオシマイだ。
「時間外取引」だってれっきとした制度なのだから利用しない手は無い。ぶつぶつ言うのは外人力士が横綱になるのは如何なものか、と嘆くのと同じだ。相撲界は力士誰もが横綱になれる制度で成り立っている(ハズだけどね)。ホリエモンもそこに制度があったから使っただけ。何にも問題は無い。
これは世代間闘争を模した、利権の再分割闘争ともいえる。
ホリエモンはメディア(フジサンケイグループ)に強烈な蜜の匂いを嗅ぎ取ったのだ。お行儀の良さも悪さも無く、マネーゲームかどうかも関係無い。マネーゲーム、結構じゃないの。ヤバイ資金調達で下手すれば自分もスッテンテンになる事ぐらいわかってるだろうよ。
自ら仕掛けたバクチなら勝負が付くまでやって欲しい。
田原総一郎が言っていたが、これがうまく行ったなら、マスコミに空ける風穴は大きい。TV界は正にプロ野球と同じ5社によるカルテル=寡占状態。まずは穴を空ける事から始まる。その後彼らをどう評価するかは、正にマーケットが決めるのだろう。
マスコミ業界をどう掻き回してくれるのか楽しみです。
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