ミザリーを観ざりー
新宿のシアターアップルに、9/29初日を観に行った。渡辺えり、小日向文世の2人芝居。ちなみに渡辺えりは美輪明宏からのアドバイスで“えり子”から改名したそうな。へぇ~知らんかったわ。
1990年にアカデミー賞(主演女優賞)を取った、スティーブン・キングのホラー映画の舞台化。2年前に初演されているので今回が再演。2時間で2幕。初日のせいか2人とも少々硬さがあり、途中何回かセリフを噛む場面があった。
2人の芝居は初めはチョイとダルさを感じたが、次第に調子を上げてきた。ただ翻訳ものの芝居の宿命なのか、単にワシが芝居を見慣れていないせいなのか、1回のセリフの長さが気になった。まあ映画と違って映像で見せる訳ではないから、どうしても説明的になってしまうのだろうけど。芝居ってこういうものなのかな。こりゃセリフ噛むわな。
さすがに舞台人の2人は限られた空間の中で、狂気と恐怖を目一杯演じていた。渡辺えり扮するミザリーが段々狂気を帯びてくるところがゾッとさせる。終盤に小日向文世扮するポールの足を斧でぶった切るシーンはナカナカの出来。全体的にはちょっと長いかなって気がした。1幕にして100分くらいにまとめられたら、もっとテンポが出てきて良かったんじゃないかな。
ちなみに初日と言う事で、客席には芸能人がチラホラ。カミさんが目ざとく某有名女優が観にきているのを発見。ワシは言われるまで判らなかったけど、確かに本人。見かけは全くフツーの人で、フツーの服装。でも横顔を見ると確かにそうだ。顔が小さい!こんなに顔が小さい人間っているのかってな位。でもちょっと痩せ過ぎだな。
終演は夜の9時前。芝居がはねた後は食事か飲みに行くのがお約束。シロウト演劇評論家のワシらもそうするべく、四谷3丁目へ出撃するのでありました・・・・to be continued.
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» 『ミザリー』 渡辺えり/小日向文世 [あっかんべぇ]
新宿・シアターアプルで渡辺えりと小日向文世の2人しか出ない芝居、『ミザリー』を見てきました。 スチーヴン・キング原作のサイコ・ホラーの舞台化です。渡辺えり演じるアニーの異常者ぶりの演技が熱演でした。 小日向文世の演じるポールも、監禁され薬物中毒にされ徐々に狂気に蝕まれていくさまは、壮絶でした。 上演時間は、途中の15分休憩を含めて2時間20分。18時30分開演で、終了が20時50分の予定でした。会場を出て、新宿駅に向かう途中で時計を見たら9時少し前だったので、予定通りの時刻に終わったものと思... [続きを読む]


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